コロナ禍が落ち着いてきて、我々外資系サラリーマンにも海外出張の機会が増えてきました。
そんなわけで、飛行機を快適に過ごすガジェット、アクティブノイズキャンセリング(ANC)付きのイヤホン、ヘッドホンを探してみました。

飛行機(エコノミー)で使うとなると頻繁に座席を立つことになるわけで、そうするとまず有線タイプはNGです。なので無線タイプで探します。

携帯性を考えるとヘッドフォン型は不向きなのですが、かといって完全ワイヤレス(TWS)がベストかというとそうでもありません。以前、暗い機内で落としてしまい、大変な目に遭いました・・・。
また、単体でのバッテリーの持ちが長時間フライトには向かず、途中で充電する必要が出てきます。

そうなると、最近ではレアになってきたネックバンド型がターゲットになります。

そんなわけで、今回購入したのはこちら、realme Buds Wireless Proです。


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もともとOppoの子会社で現在は独立しているrealme社の製品で、コストパフォーマンスには定評があります。

決め手となったのは以下の機能です。
  • 透過モード付アクティブノイズキャンセリング(35db)
  • 22時間の再生時間(ANC利用時は16時間)
  • LDACコーデック対応
機内でのANCの効き具合は実際に使ってみるまではわかりませんが、街頭やカフェで実際に使ってみた感想は、無音にはなりませんが十分に抑えてくれているという印象です。ただしANC利用時は音質がノーマルモードに比べて低音が弱まるので普段使いにはお勧めできません。
一方、透過モードではあまり音質に変化はなく、実用十分です。

装着感は、Aire Pods Proのように耳に軽く入れる感じですが、TWSと違って万が一外れても無くすことはないので安心感があります。

肝心の音質については、LDAC・ハイレゾ対応とあって期待以上に良かったです。
AACだと平面的に聞こえる音がLDACでは立体的に聞くことができ、普段使いでも満足できる音質でした。realmeは若者向けのブランドということでドンシャリ傾向かと思いましたが、寧ろ逆で蒲鉾的なフラットチューニングで、聞き疲れがしないのは好感が持てました。よく言えば空間的で繊細な音作り、悪く言えば芯が弱く迫力に欠ける音です。(※デフォルトの"バランス"設定の場合。realme linkアプリから"Bass Boost+"を選ぶと低音強調のイコライザーになります。)

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デメリットとしては2点あり、1つ目はiPhoneでの利用です。
調整用のアプリ(realme link)がiOS版では非対応である点とAACコーデックになってしまうという部分です。屋外での利用であればコーデックの違いは大して気にならないかと思いますが、屋内でじっくり聞くのであればLDAC対応のAndroidで利用してください。
2点目はイヤーピースの形状が特殊(ステムの断面が楕円形)な為、一般的なイヤーピースとの交換ができるかどうか微妙なところです。これは実際に試してみないと何とも言えません。

とはいえ、総合的には価格と性能のバランスを考えると、十分に満足できる機種ですのでお勧めできます。実際に機内で利用するのが楽しみです!