コロナウイルス禍で在宅勤務の時間が増えた結果、自宅のCDを聞くのも少々飽きてきました。
そこでBGM代わりに久しぶりにラジオをでも聞くかとRadikoをBTでオーディオまで飛ばしていたんですが、音が悪いんですよね…。調べてみるとビットレートは48KHz。さもありなん。

というわけでFMチューナーを買おうと思いたったのですが、調べてみるといまや単品のチューナーってほとんど売ってないんですね。

どうしたものやらと思案していたところ、一時期ラックスマンのアンプで話題になっていたステレオ別冊のムック本シリーズにFMチューナーがあることを思い出しました。(再版されたようです!)


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というわけで、早速買って作ってみました。

製作時間は30分もかかりませんでした。
半田付けは不要で、基板と真空管(12AU7)を嵌めて、ケースをねじ止めするだけです。
なお、付属のアンテナは単なるリード線的なものなので、動作確認用のオマケと割り切りましょう。

さて、肝心の性能・音質です。

インタフェースはアナログ風味のダイヤルチューニングで周波数表示もないのですが、中身はいまどきのDSPラジオなので、実はデジタルチューニングなんですよね。
なので、周波数ずれは気にしなくても大丈夫です。感度も一般的なDSPラジオと同様で悪くないです。
また、ワイドFMも聞けるので、AMの補完放送も良い音で聞けます。

音は真空管のおかげでコンプレッサーをかけているFM放送でも聞きやすい音質になっています。
真空管の交換(いわゆる玉転がし)やカップリングコンデンサの交換で音質改善も狙えるそうですが、元のソースを考えると限界は見えているので私はデフォルトでもいいかなと思っています。

決して安くはないですが、気持ちの良い音質は在宅仕事も捗りますので、すぐに元が取れそうです!