世界中のみなさんが苦労しているDellの激安PC、Inspiron 11 3180のA6-9220e + 32GBストレージモデルの続報です。

以前の購入レビュー
で、ストレージが32GBでは少なすぎて、Windows Updateが適用できないという状況を書きました。

そんなわけでWindowsは捨てて、Linuxに乗り換えたのでメモ_φ(・_・。

この機種に内蔵しているAMDのAPUのサポートの問題で、Kernel 4.15以降でないとそもそもインストールできないという状況なので、以下の3つのディストリビューションを試してみました。
  1. Lubuntu 18.04.1 (Kernel 4.15)
  2. Fedora 28 (Kernel 4.16)
  3. antergos 18.08 (Kernel 4.17)
結果:
  1. Lubuntu →インストーラが途中でフリーズしたので断念
  2. Fedora →インストーラは無事動いたが、不穏なエラーメッセージが頻発
  3. antergos→特に問題のあるエラーはなし
ちなみにどのディストリビューションでもFirmware Bugのメッセージが出ますが、まあ無視しても問題ないらしいので、気にしないことにします。

Kernel周りに問題を色々と試行錯誤するのもめんどくさいので、ここはantergosを選択。

IMG_0211

なお、antergosのインストーラーは日本語周りの扱いがちゃんとできないので、インストール時には英語環境で進めることをお勧めします。

インストール後は、
  1. 日本語フォントのインストール(otf-ipafont)
  2. 日本語IMEのインストール(fcitx-mozc)
を行いました。

とりあえず、一通りの内蔵HW(Wifi/Bluetooth/Sound/タッチパッド/ファンクションキー/Webcam)は問題なく使えることを確認しました。

さて、肝心の使い心地ですが・・・(プリインストールのwindows 10に比べて)雲泥の差です!

インストール時にGnome、LibreOfficeを選択し、上記の日本語化を行ったあとのディスク使用量は6.6GB。実質利用可能な内蔵ストレージが27.1GBなので、20GB以上空きがあります。

速度も全く問題なくストレスなし。YouTubeでHD動画を見てもコマ落ちなし。
(参考:標準ブラウザのChromiumにて、Octane2.0のスコアは11900、Speedometer2.0は29.9でした。)

他のディストリビューションでもKernelのバージョンが上がれば、今後は問題なくインストールできるようになるかと思いますが、現時点ではantergos 18.08を是非試してみてください。


ーーー2018年11月追記ーーー
その後、Linux Kernel 4.18のFedora Desktop 29に乗り換えました。
日本語環境にて問題なく、快適に使えております。