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LepaiのLP-2020A+ に始まり紆余曲折6台まで増えてしまった私の中華アンプですが、現在のメインはこちら、FX502S PROでございます。


(2018年6月24日加筆)
本製品の国内(NFJ)での型番はFX502J-Sとなったようです。
私は
並行輸入品で購入しましたので、部品や設計が一部異なり、音質が異なる可能性があります。

パワーアンプにTPA3250を使用しているのですが、こいつのスペックはデジタルアンプでも別格だそうで、海外の掲示板でも「例のTPA3116のアンプと聞き比べてノイズフロアも低いし、段違いにいいよ!」という評判ということで買って見ました。

ボリュームはクリック感のあるタイプで、ギャングエラー等はありませんでした。
ただしゲインが高めなのでアッテネーターやラインアンプでゲインを落とした方が使いやすそうです。(うちのDACはボリューム付きなので問題なし。)

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中華クオリティの為、ボリューム側の軸受(プラスチック製)が曲がっておりましたので、アマゾンでオールアルミ製のノブに交換しました。(写真参照)
こちらも中国製ですが、この値段とは思えないクオリティ。径も問題ありません。(黒パネルモデルだったらベストマッチだったのに!)

このアンプ、オペアンプが交換可能です。
左右独立プリアンプ構成で、標準ではNE5532Pが2個ソケットに装着されております。
フロントとリアの上側のネジ(トルクス)各2個を外せば、ケースの上半分だけ外れるという親切設計。ケースを開けちゃうと保証は無くなりますが、まあこの手のキワモノを買う人達は初期不良以外は気にしないですよね(笑)

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電圧も±12Vだそうなので、あまり難しいことを考えず、好みで選ばれればよいかと思います。

というわけで、2個同時交換できる手元にあるオペアンプを試してみました。

1.
TI/BB OPA2604AP
2.
NI LME49860NA
3. N
JR MUSES8820D
4.
ADI OP275GPZ
5. NJR NJM2114DD

※試聴構成:CDトランスポートSWD-CT10→ DAC
 SWD-DA20 (DACチップ: ES9018K2M)→ FX-502S Pro→ 8 cm フルレンジ

それぞれのざっくりとした感想とお勧めのジャンルはこんな感じです。

1. OPA2604:リバーブが効いたバーブラウンらしい脚色。(ポップス・AOR)
2. 
LME49860:クリアで見通しが良い。ハイレゾ・ハイファイ調。(ロック・メタル)
3. 
MUSES8820:音場が広く透明感を感じる。高音域が煌びやか。(クラッシック)
4. 
OP275:ドラマチックな音作り。前に出る感じ。音場は狭め。(ジャズ・EDM)
5. NJM2114:癖がなくまとまりがある。聴き疲れしない音。(ラジオ・BGM)


ちなみに前掲の海外のオーディオ掲示板ではLME49860と同系統のLME49720とLM4562が一番人気のようで、NE5532がボトルネックになっていたTPA3250の本来の性能が解放された感じとのレビューが複数ありました。

言うまでもありませんが、オペアンプ選びは、アンプ単体で評価できない以上、どんなシステム(音源、DAC、スピーカー)を使っているかも違いますし、ソースとの相性がありますから、自分のシステム上で色々試して自分の好みを探すしかないですね。(逆に言えば、それが楽しい!)