いやあ、最近のNASってすごいですね。

先日、会社の同僚がChromebookで仕事をしている様子を眺めつつ、MacとかWindowsとかOSに依存するような環境から脱却したいなーと考えていて、まずは自宅のデータ(主に音楽系のデータ)をクラウド化というと大げさだけど、せめて特定のPCにデータを集中化させるのをやめようと思い、ホームサーバ的なモノを構築することにしました。

それで色々とネットを調べていると、いまどきのNASはホームサーバ的な機能を備えていることが分かったので、たまたま安くなっていたSynologyの旧モデルDS112(以下、DS)を勢いで購入。(型落ちだけど、現行のDS114とほぼ同等でパフォーマンスはこんな感じみたいです。 DS112+ > DS114 > DS112 > DS112J)

衝動買いは大抵失敗しますが、こいつは大正解!

これまで使ってたIOデータやBuffaloの安物NASにはできなかったこんなことができるようになったよ。

 

  • PCのiTunesを立ち上げず、AirMac Express へ音楽を流せる。

    • これまではiTunesサーバを立ててiTunes経由で流していたので、iTunesの入ったPCを立ち上げる必要があったけど、DSはネイティブでAirPlayに対応してるので、iTunesを経由せずに直接流せます。

    • 曲選択等のコントロールには、DSにインストールしたAudio Stationにブラウザ経由でアクセスするか、スマートフォンアプリ(DS audio)を利用できます。DS audioは、iOS/Android以外に、Windows Phoneにも対応してて、個人的には大変ありがたい!

  • USBスピーカーが直接つながって、そこから音楽を流せる。

    • DS112にはUSBポートが2つついています。基本的には外部USBストレージを繋ぐためのものなんだけど、ここにUSBスピーカーをつなぐと、なんと!そのまま音楽流せます。

    • コントロールは上述のAudio Station or DS audioにて、制御可能です。

  • そして、WiFiホットスポットにもなる!

    • USBポートにWifiの子機をつなぐと、あら不思議、ホットスポットにもなります!(もちろん、無線LANの子機として設定すれば、既存の無線LANにもつながります。)

    • ちなみに僕はこれを買いましたよ。BUFFALO Air Station NFINITI HighPower 11n/g/b USB用 無線子機 WLI-UC-GNHP

    • 但しDSM4.x(管理ソフト)だと、DSのホットスポット経由でつながったクライアントは外部インターネットにしかつながらず、有線LAN側にブリッジする機能がありません。色々調べた結果、DSM5.0から実装されることがわかりました。2014年2月9日現在ベータ版ですが、ここからダウンロードできます。私はちゃんと使えました!

これを果たしてNASと呼んでよいのか? ホームサーバ、いや中小企業ならオフィスサーバーとしても立派に使えそうです。すぐに使えるアプリケーションもこんなにあります

そうそう、これ1ベイだけどバックアップは心配じゃないかって?

大したデータじゃないので、僕はPC上のHDDと同期を取ってますが、Amazon Glacierにバックアップする機能もありますよ。

いやあ、久しぶりに良いガジェットを買ったなあ。