南インドの朝ごはん

昨日ぐっすり寝たので時差ボケはなし。朝ごはんはホテルのバッフェがついている。コンチネンタルブレックファストと地元の南インド料理があるが、もちろん地元料理で腹ごしらえ。

イドゥリという饅頭型の白いパンはふわふわで不思議な味。こちらの料理の特徴は酸味で、特にヨーグルトを多用するらしく、このイドゥリにも入っている。個人的にはアッパムという米粉とココナッツのパンと、ドーサというクレープが気に入った。

ミント、ココナッツ、トマトのチャツネや、サンバルというスープカレーにつけて食べる。サンバルは和食で言うところの味噌汁的な位置づけだ。ミントチャツネが特に気に入って滞在中はずっと食べてた。ちなみにこういう軽食をティファンというそうな。

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しかし、見渡すとこのホテルには金持ちのインド人か、西洋人のみ。アジア人は自分たちだけというのは、海外ではちょっと珍しい状況。韓国人や中国人もさすがにこんな所にはこないのかな。

コヴァラム散策

朝飯食ったら、まずは近所の散策に。このあたりはシーフードが美味しいらしく、ビーチ沿いは観光客向けのシーフード飲食店が目立つ。一方、ちょっと陸側に入るとまるで迷路のように細い道がいりくんでおり、一転してディープサウスな様相。バックパッカー向けの安宿とレストラン、それに土産物屋が建ち並ぶ。 

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土産物屋は、特にアクセサリー、靴、服飾系のお店が多い。店の前に昔ながらのミシン(足踏みとか、足踏みを電動に改造したやつ)が置いてあり、おっさんが器用に服を縫っていた。田舎の観光地ということもあり、人々は皆のんびりしており、あまり押し売りもされない。(しつこくついてくるのは、太鼓売りとパレオ売りの人たちくらいだ。)治安も不安はない感じである。

ビーチ沿いを歩いていると、日本語で声を掛けてくる人たちが結構いる。どうやら、アーユルヴェーダの治療を受けたり、アーユルヴェーダやヨガの学校に習いに来ている長期滞在の日本人から習ったようだ。実際、コヴァラム滞在中に一人でいる日本人女性を2,3人見かけた。ハワイに住んでいた時にも感じたが、こういう日本人女性は、観光でくる日本人とは違う独特の共通点がある。

砂浜は綺麗で変なものは落ちていないので、裸足でも問題無い感じ。ここは遠浅の海だけど波が高いので、泳ぐよりも波乗りが楽しそうである。(年に何人か波にさらわれるそうなので要注意。なので監視のおじさんがいる。)予定を変更してパラソルつきのビーチベッドとブギーボードを借り、ブギーボードでしばらく遊ぶ。足ひれがないので、ちょっと大変だったけど、そこそこ楽しめた。 

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ちなみにコヴァラムビーチの周辺には、ビーチ以外に観光地はなにも無いに等しいけど、唯一、ライトハウス(灯台)がある。ビーチからトゥクトゥク(オートリキシャ)の乗って15分ほど。途中の道がかなりロック。何故かサウンドシステムみたいなスピーカーが街中にあり、でかい音でインド音楽が流れる。野良ヤギが沢山いる。インド気分かなり満喫。


灯台の入場料とカメラ持ち込み料(20ルピー)を払って、急な階段を登りきると、コヴァラムビーチが一望できる絶景。(最後にハシゴがあるので、女性はスカートを履いていかないほうが良いです。)

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ここはアンテナ塔も兼ねていて、「触るな危険」的な張り紙がそこら中に貼ってある危険な展望台です。(笑)

コヴァラムの定食屋

1. Suprabhatham

ロンリープラネット(地球の歩き方みたいな奴)に載っていたベジタリアンレストラン屋。迷宮の中からこの店を探しだすのは一苦労だった。でも、後から思えばわざわざ探しにいくほどの店ではない普通のお店。 地球の歩き方に載っている店が日本人だらけなのと同じく、ここは白人だらけでちょっと萎える(笑)。ちなみに、ビリヤニとチーズ入りマサラ+パラータで120ルピーくらいだったかな。ビリヤニにはパパドとライタ(ヨーグルトサラダ)が付いてた。味はまあまあ。観光客向けにマイルド味で物足りないのかも。ハエと蚊が多いのには辟易したけど、林の中にあるお店なので仕方が無いかな。

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2.Panjab North Indian Restaurant

ホテルの近所の地元の若者の溜まり場的、北インド料理レストラン。チキンビリヤニとグリーンピースのカレーを食べる。メニューにないけどビールがあるようなので頼んでみたら、こっそり買ってきてくれた。キングフィッシャーのゴールドとかいう瓶ビールで650mlサイズと、かなり大きめ。こっちはLicenseがないと酒類が売れないらしい。そんなわけで、(客が持ち込んだということにして)袋に入れたまま飲んでいるのだ。

値段は前述の店と同じくらいだけど量が多い(だから若者が多い?)。ビールは他の飲み物より高くて120ルピーくらいだった。(ちなみにミネラルウォーターが15ルピー、フレッシュジュースが50ルピーくらいである。)

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3.  Patiala

ホテルの近所のベジタリアン料理の店。南インドの典型的なお昼ごはんミールスと、北インド料理のミックス的なランチを食べた。なんだか無口なオーナーのオヤジに「これなに?」っ聞くとわざわざ食材を持ってきて見せてくれるくらい良い人達だった。

肉じゃがみたいなやつと、オクラの煮物みたいなのが特に美味かった。(日本でいう清潔とはちょっと意味が違うけど)お店は綺麗に片付いていて、オヤジのきれい好きな性格が伝わってくる。(写真のミールスで80ルピーくらいだった。)

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外国が好きになるかどうかは、その土地の食事が合うかどうかが大きいと思う。南インド料理はちょっとクセがあるものの、まさにそれが癖になる中毒性の高い料理が多い。

帰ってきてから1週間経った今、南インド料理が食べたくてしょうがない。(笑)

(さらに続く。)