カテゴリ:

数年前、ビジネス界を席巻した「ブルー・オーシャン戦略」。

マスマーケットを再定義し、新たな市場を創造・開拓するための方法論ということもあり、一般的には、大企業向けの戦略ツールとして認識されているかと思います。(実際にブルー・オーシャン戦略を本格的に導入しようとすれば、数千万円規模の投資が必要となる一大プロジェクトとなるとのこと。)

blue ocean 1024blue ocean 1024 / Aube insanité

ベンチャー企業とブルー・オーシャン戦略

一方、ベンチャー企業でもブルー・オーシャン戦略から得られるものは多くあります。私自身、小規模な新規事業開発プロジェクトにおいて、ブルー・オーシャン戦略で利用されるツールの一部を活用しています。

経営リソースが限られているベンチャー企業(や、中小企業)の事業開発においては、本質的に差別化戦略を取らざるを得ませんが、どこを差別化するのかを明確にするためのツールとして、まず「戦略キャンバス」が役に立ちます。

小さなチームでスピード感を重視して製品開発を行うベンチャー企業では、エンジニアや営業チームに製品戦略を伝えるための資料を用意することも儘ならないことが多いですが、戦略キャンバスならビジュアルで競合との差異を伝えることができます。

また、「戦略キャンバス」で明確になった差別化を行う為のアクション(=機能実装やマーケティング戦略の策定)においては、「ERRCグリッド」が使えます。ERRCグリッドの作成過程で「選択と集中」が行われるため、自然と、限られたリソースに対しての実行優先度が決まるからです。

ブルー・オーシャン戦略を専門に行っているコンサルタントの方から見ると、つまみ食い的な邪道かもしれませんが(笑)、お金も時間も限られているベンチャー企業でこそ、こういったツールを有効活用して、短期間に実行可能なプランを作成してみてはいかがでしょうか。